こんにちは、世界には変わった面白い税金があることをご存じですか?
今日は、ユニークな税金を色々集めてみました。
ソフトドリンク税(アメリカ合衆国 ノースカロライナ州)
ソフトドリンクの製造業者、販売業者に課税されます。
肥満者の増加という社会的問題の対策のために設けられました。
2017年1月には米東部フィラデルフィアでもソフトドリンク約30ミリリットルあたり1.5セント(約1.6円)を課税する条例を導入しました。
また、2018年4月にはイギリスでも「ソフトドリンク産業税」が導入されています。
肥満問題は世界中で深刻な問題になっています。
光るおもちゃ税(アメリカ合衆国 ウエストバージニア州)
花火やモデルガンなどの人を驚かせる目的でつくられたおもちゃに課税されます。
アメリカでは銃犯罪や凶悪犯罪が重大な問題となっているため、犯罪率の低下を願って導入されました。
この税金を導入したのち、犯罪率は低下したといわれています。
渋滞税(イギリス ロンドン市)
平日の午前7時から午後6時半までの間、市内の交通の要所で徴収されます。
市内の中心部では渋滞がひどく、それを解消するために、2003年2月に導入されました。
特定の有料エリアが決められていて、その道を利用するときには課金が必要という仕組みになっています。
導入後は渋滞は約30%減になったそうです。
犬税(ドイツ連邦共和国)
犬を飼っていると課税されます。スイスやオランダなどの他のヨーロッパ諸国にもあるそうです。
ドイツは殺処分のない国で、犬と共存することを大切にしてきました。そのためドイツは「ペット天国」とも呼ばれています。
なぜ、犬に課税するのかというと、多頭飼いや安易に犬を飼うことを減らすためだそうです。
行き場のない犬の増加を防ぎ、犬の保護につなげるために導入されました。
営業税(ドイツ連邦共和国)
日曜日に営業する店舗に課税されます。
ドイツでは飲食店以外の店舗は日曜日に営業してはいけない「閉店法」という法律が定められています。
「閉店法」は、小売業の従業員を守るための法律でしたが、2006年に変更され、各州や特定の町が独自に決められるようになりました。
現在、ベルリンの中心部では休日に買い物ができるようになりました。
独身税(ブルガリア共和国)
独身者の収入の10%程度に課税されます。
実際に独身税が導入されていたのは1968~1989年の間です。
少子化問題が深刻になったため、将来の労働力が不足することを懸念して、導入されました。
なんと収入の5~10%が徴収されたそうです。
日本でも、かつて導入が検討されたみたいですが、実際導入となると賛否両論あるでしょうね。
日本では、入湯税が有名ですね。世界にはその他色々な変わった税金が課税されています。お気に入りの国の税金制度を調べてみるのも面白いかもしれませんね。