嫌みを言う人の心理とは?その対処法について。セルフコントロール。

 

嫌みを言う人ってどこにでもいますね。江原さんが以前語っていましたが、日本人は意地悪な人が増えているとのこと。

日本は豊かになりすぎて、人の気持ちを考えられない人が増えてしまったのでしょうか。

今日は、嫌みを言う人の心理とその対処法について述べていきたいと思います。

 

なぜ、人は嫌みをいうのか?

嫌みはパワハラに該当する

 

嫌みは言葉の暴力に値します。

つまり、暴言=パワハラです。

以下の記事は厚生労働省のサイトを参照しています。(職場のパワハラ問題)

 

職場のパワーハラスメントの定義

 

職場のパワーハラスメントとは、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」と定義をしました。

 

この定義においては、

  • 上司から部下に対するものに限られず、職務上の地位や人間関係といった「職場内での優位性」を背景にする行為が該当すること

 

  • 業務上必要な指示や注意・指導が行われている場合には該当せず、「業務の適正な範囲」を超える行為が該当すること

を明確にしています。

 

 

職場のパワーハラスメントの6類型

 

上記で定義した、職場のパワーハラスメントについて、裁判例や個別労働関係紛争処理事案に基づき、次の6類型を典型例として整理しました。

なお、これらは職場のパワーハラスメントに当たりうる行為のすべてについて、網羅するものではないことに留意する必要があります。

 

1)身体的な攻撃
暴行・傷害

2)精神的な攻撃
脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言

3)人間関係からの切り離し
隔離・仲間外し・無視

4)過大な要求
業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害

5)過小な要求
業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと

6)個の侵害
私的なことに過度に立ち入ること

 

パワハラと言っても、色々なパターンがあります。嫌みに関していうと2)精神的な攻撃3)人間関係からの切り離し6)個の侵害が該当しそうですね。

 

職場で嫌みを言う人は誰に対してでもは言いません。

権力のある人に嫌みを面と向かって言う人はまずいないですよね。

嫌みを言われると言うことは、その人からみて、言っても問題ない人と思われている傾向があります。

下っ端のおじさんやおばさん、世間知らずな若い子でも嫌みを言ってくる場合は、自分の方が立場が上だと思い込んでいる場合が多いです。

 

嫌みを言う人の心理

 

職場は仕事をする場所です。仕事のミスについて注意されるのは、仕方のないことですが、真面目に仕事をしても嫌みを言ってくる人はいます。

では、なぜその人は嫌みをいってしまうのでしょうか。

 

① 嫉妬・・・恵まれない環境にいて、いつもイライラしている。自分に劣等感を持っている

 

② 恵まれすぎている・・・わがまま。世界が自分中心に回っていると勘違いも甚だしい。自分の思い通りに進まないと心が満たされない。職場では自分の思い通りにならないので不満が溜まる。

 

③ 自分に自信がない・・・となりの芝生は青く見える。自分にとりえがないので、他人がうらやましい。嫉妬と同じ。

 

④ プライドが高い・・・自信過剰。自慢が大好き。自分を大きく見せたい。人より優れていると思われたい。

 

⑤ 他人に対して完璧主義・・・神経質な人にこの傾向が。神経質なので他人に対して厳しくなりがち。

 

⑥ 交友関係が少ない・・・嫌みをいうから友人が少ないのか、内向的で交友関係が狭いのかわかりませんが、嫌みをいうということは心の中が寂しいといえます。

 

⑦ 趣味がない・・・つまり、目的がなく暇なので、他人のあら探しばかりしている。暇な職場にありがちです。

 

ドリームキラーとは

 

ドリームキラーという言葉をご存じですか。

ドリームキラー=夢を壊す

つまり、他人の夢を打ち砕く人のことをいいます。

例えば、

「将来は、会社を辞めて独立したい。」 と同僚が夢を語ったとします。

 

「それは無理と思う。」 と、自分の思いをそのまま伝える人がいますが、なぜ、そう言ってしまうのでしょうか。

 

傾向としては、本当は自分も独立したいけれど、そんな能力がないと諦めているところに同じ夢を持った同僚が現れると、つい否定的な言動をしてしまうといったところです。

 

それは、夢を打ち砕いて自分よりも相手の気持ちを下げさせるという心理が働いています。

 

では、ドリームキラーに対する対処法はというと、

 

それはそのまま受け止めず、話を半分に聞くことです。

 

「自分のやりたいことが出来ないので、余計なことをいってしまうんだな。かわいそう。」と理解してあげることです。

 

嫌みを言う人=不幸な人。

 

自分が本当に、幸せだったら嫌みはいいません。つまり、不幸でかわいそうな人なのです。自分で感情のコントロールが出来ないほど、心が満たされていない状態であるといえます。

 

嫌みを言う人への対応の仕方

嫌みを言う人への対応の仕方

 

① のれんに腕押し・・・のれんのように受け止める。100%受け止めないようにします。カチンときますが、その人の悪い面を受け止めて、「お手本を見せてくれているので、自分はまねをしないようにしよう。」と反面教師にします。

他人=自分の鏡なので、自分ももしかしたら無意識に嫌みを言っているかもと振り返ってみることも大切です。

 

② 感謝する・・・「そのような見方もあるのですね。心に留めておきます。ありがとう。裏のないお言葉を頂戴しました。」と感謝してみます。相手に自分は嫌みを言ってしまったとわからせることが目的です。

 

言われた言葉を繰り返す・・・言われたことをそのまま繰り返してみます。嫌みを言ってくれてありがとうという気持ちですね。嫌み返しのようなものです。

 

④ アドバイスを求める・・・攻撃してくる人は、「この人に対してマウンティングしたい。」 という心理があります。なので、色々アドバイスを求めてみます。

 

⑤ スルー・・・「そうなんですね~。」 とまるっきり相手にしない。嫌みをなかったことにします。相手に言わせておいて、後ろめたさを感じさせます。

 

⑥ メモを取る・・・あまり嫌みが続くようなら、メモを取るのも手です。つまり証拠をとっておきます。

「ちょっとメモを取らせてください。」 といって、目の前で①日時 ②場所 ③嫌みの内容 ④証人(そばで聞いていた人)を書き記します。抑止力ですね。

ボイスレコーダーもおすすめです。その人が近づいてきたら、さりげなく録音するのが一番の証拠となります。

 

まとめ

 

嫌みを言う人=不幸な人。心が満たされていない人。

 

これにつきますね。

いつも嫌みを言われて精神的に辛いという人は、自分にあった対処法で対応してみることをおすすめします。

それでも、無理なら証拠を集めてパワハラ相談窓口や人事に証拠を提出することを視野にいれてみてはいかがでしょうか。

法律を学ぶと知識が自分を守ってくれますよ。

 

 

 

 

 

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